モリンガはこんな香り!その特徴とアロマの癒しを楽しむおすすめ方法

人間に必要な栄養素のほとんどを含むといわれるモリンガ。健康食品やコスメなど多くの商品がありますが、「モリンガの香り」とはどのような香りなのでしょうか。モリンガの植物本来の香りや製品としての香りの特徴をご紹介しながら、モリンガの香りの魅力を堪能するためのおすすめ方法をお届けします。

モリンガはどんな香りがする?

元来のモリンガの香りとは

モリンガといえば、モリンガパウダーやモリンガティーなどの健康食品や、美肌効果のモリンガオイルといった、「製品」として手に取ることが多いですよね。

なかなかみずみずしい「生のモリンガ」に出会う機会がないだけに、生育しているモリンガの香りを知っている人は少ないのではないでしょうか。

モリンガは日本名を「ワサビノキ」というように、葉などにはワサビに似た香りがあります。とはいえモリンガは種を植えてからあっという間に大木になってしまうため、植物としての強い香りが地上に漂ってくることはほとんどありません。

モリンガの花の香り

モリンガの花にもまた香りがあります。

ただしモリンガの葉のようにワサビのような香りとは異なり、フルーティな甘さを感じさせるものです。モリンガの花の香りは、ランやジャスミンに例えられることもあります。いずれも温かい地域に生育する植物だけに、共通する部分があるのかもしれませんね。

東南アジアなどではモリンガの花はお茶として飲まれることがありますが、現在のところ日本国内ではモリンガの花茶はほとんど流通していません。

モリンガの花は香水や精油の香りの原料として用いられることがあります。

製品としてのモリンガはどんな香り?

健康食品としてのモリンガの香り

モリンガを使った健康食品には、主に「モリンガ茶」や「モリンガパウダー」があります。また、モリンガパウダーを圧縮したりカプセルに詰めた「モリンガサプリ」も。

それぞれの香りの特徴を見てみましょう。

  • モリンガ茶

モリンガの葉をそのまま乾燥させたものや焙煎したものなど、ひと口にモリンガ茶といっても製品によって製造工程が異なることがあります。また香りの感じ方に個人差があるため、同じ香りでも人によって印象が異なる可能性もあります。一般的にはモリンガ茶は抹茶や緑茶のような香りと称されます。

ほうじ茶のような香ばしい香りがする製品もあるのだとか。また、ジャスミンティーのような香りがするものもあります。お茶に使用しているモリンガの部位や製造の方法によって差が出ているのですね。

  • モリンガパウダー/モリンガサプリ

モリンガパウダーやモリンガサプリは、モリンガの葉を乾燥させて粉末状にしたものです。こちらの香りは抹茶や緑茶に近い感想を持つ人が多数。味も抹茶や緑茶に近いとの声が上がっています。

草木らしい青臭さはほとんど感じられず、クセもないので料理や飲み物に混ぜてもモリンガの香りは主張しません。味も他の食品になじみやすいため、モリンガは摂取をしやすい食材だといわれています。

モリンガオイルの香り

モリンガオイルに含まれているモリンガは「ワサビノキ種子油」と表記されている場合が多く見られます。

モリンガオイルはモリンガの種子を圧搾して抽出したオイルを配合しています。

モリンガ本来の香りはワサビにも似た草木の香り。抽出されたモリンガ100%のオイルも、ほとんど香りがありません。ちなみにモリンガオイル製品の中には、花のようなかぐわしい香りがするものがありますが、モリンガオイル以外の成分の香りであることが多いのです。

種子から抽出された100%モリンガオイルは、決して価格が安いものではありません。

品質としては純度の高いオイルであることが望ましいのですが、製品化するにあたってコストを下げるため、またモリンガのイメージをより高めるために他の成分を配合したり、香りづけをすることがあるのです。

モリンガオイル製品で花のような香りがするのであれば、それはモリンガオイル本来の香りではなく香りづけがなされたものだと考えるのがよいでしょう。

モリンガの香りのアロマオイルはあるの?

モリンガオイルはマッサージオイルとしても優れているため、アロマトリートメントなどにもよく用いられます。ただしモリンガオイル自体はほとんど無臭です。

アロマトリートメントの際には、精油を希釈するキャリアオイルとしてモリンガオイルが用いられます。

香りそのものの効果よりも、美肌や美髪といった潤い効果を目的として使用されることが多いのです。

モリンガの香りを楽しむ

モリンガの香りのコスメ

モリンガの葉や幹などにはワサビのような草木香があります。またモリンガの花には、強い芳香ではないものの、蘭やジャスミンに似た香りがあります。

モリンガオイルを用いたコスメも存在しますが、モリンガ100%のオイルには香りがほとんどありません。

それでは、モリンガの香水やモリンガの香りのコスメが欲しい時には手に入れることができるのでしょうか。

現在、日本国内でもモリンガの香りの香水やコスメが発売され、購入することができます。有名スキンケアブランドからも「モリンガの香り」のコスメラインが発表されていますが、その香りはフローラルベースの華やかで南国を思わせるもの。どこか爽やかさも感じられると人気の高いシリーズです。

ただしモリンガそのものの香りというよりは、モリンガの花をイメージした香りといったほうが良いかもしれませんね。

このモリンガの香りをイメージしたコスメは、香水やオーデコロン、ボディローションやボディバターなど、多彩なラインナップが展開されています。

同じ香りであってもアイテムによって強さや匂いの立ち方が変わりますので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

アイテムごとの香りの強さや持続性などは以下を参考にしてくださいね。

  • 香水

モリンガの香りの香水は、香水といってもそこまでの濃厚さはなく爽やかに抜ける香りが特徴です。香りの持続性はラインナップの中ではもっとも長く、一度つければ一日中モリンガの香りに包まれることができます。

  • ボディミスト

香りの持続性にこだわらず、軽くモリンガの香りを楽しみたいときにおすすめなのがボディミスト。ひと吹きするとモリンガの香りが立ち上がって体を包み込んでくれます。

  • ボディミルク/ボディバター

家でお肌の保湿をしながらモリンガの香りを楽しめるのがボディミルクやボディバターです。スキンケア製品でありながら香りも楽しめて一石二鳥。ボディミルクはさっぱりとした乳液タイプ。ボディバターは重めのテクスチャーで乾燥する冬場に用いるのがおすすめです。

  • ハンドクリーム

モリンガの香りのハンドクリームは、香水は苦手だけれどほのかに香りをまといたい人向け。手先を動かすたびに華やかな香りが漂います。

  • シャワージェル/石鹸/ボディスクラブ

バスタイムにモリンガの香りを満喫したい人におすすめのアイテムが、シャワージェルや石鹸、ボディスクラブ。しっとりと体を洗い上げつつ香りも楽しめます。一日の疲れを癒す効果も期待できますね。

モリンガ茶の香りで癒しのティータイム

モリンガ本来の香りを楽しみたい時にはモリンガ茶がおすすめです。決して強い香りではありませんが、ほのかに漂うモリンガの香りが安らぎを感じさせます。抹茶のような青みのある香り、香ばしく焙煎したほうじ茶の香り、ジャスミンにも似た花の香り。

好みや気分によってモリンガの茶葉を使い分けるのも良いですね。お茶のアロマでゆったりと癒されるティータイムは何とも優雅なもの。

モリンガ茶にはリラックス成分のGABAが豊富に含まれています。

ゆったりとした気分で香りを楽しみつつモリンガ茶をいただく。そんな贅沢なひとときを過ごすのも良いですね。

モリンガ茶の香りを引き立てるお茶の淹れ方

温度による香りのちがいを楽しむ

モリンガ茶の芳香を存分に楽しむために、香りを立たせるコツを見ていきましょう。まずは香りと空気の関係について。

香りは温度や湿度によって感じ方が変わります。

  • 温度と香りの関係

香りは温度、または気温が高い時ほど強く感じられ、低い時ほど弱く感じられます。これにはいくつか理由があります。

①空気中に漂う香り分子の量が変わる

温度が高いと香りを持つ物質からの香り分子の揮発が多くなる一方で、温度が低いと香り分子の揮発が少なくなります。人間は揮発した香り分子を嗅覚粘膜でキャッチすることで、物の香りを感じ取ります。

温度が高い時には嗅覚粘膜に届く香り分子の量が多くなるので、より香りを感じやすくなります。半面、温度が低いと香り分子が嗅覚粘膜に届きにくいため、香りは弱く感じられます。

②体の機能や嗅覚機能の活動が変わる

人間の体が気温から受ける影響は小さくありません。

気温が高いと体の機能が活発になり、それに従って嗅覚機能の活動も向上。香りへの感度が高くなります。

気温が低いと体の機能が低下するため嗅覚機能の活動も低下します。そのため香りの感じ方が弱くなることがあるのです。

  • 湿度と香りの関係

湿度の高低によっても香りの感じ方は変わります。

香りは、香り分子が揮発して空気中を漂うことで発散されます。そして湿度が高い時ほど空気中の香り分子の量が増えます。そのため空気の湿度が高い時には香りが強く、重く、長時間にわたって感じられ、乾燥している時には香りが軽く、短時間で消えてしまうように感じられるのです。

また、人間の嗅覚組織にも湿気は不可欠。湿度が高ければ高いほど嗅覚粘膜の湿度も上がり、敏感に香りを感じ取ることができます。このように、温度や湿度によって香りへの感度は変化します。

好みにも左右されますが、夏には爽やかな香りを心地よく感じ、冬になると濃厚な香りが好ましくなるという経験がある人は多いのではないでしょうか。温度と湿度が高いほど香り立ちが良く、低いほどあっさりと軽く匂い立つ習性を利用しながら、好みに合わせてモリンガ茶の香りを楽しみましょう。

穏やかに濃く香り立つモリンガ茶葉の香りを楽しむならホットがおすすめ。体が温まりリラックス効果も増します。すっきりと爽やかにモリンガの香りを楽しみたいのであれば低温で抽出する水出しがよいでしょう。

ちなみにモリンガの香りを極力際立たせずに摂取したいということであれば、パウダーやサプリでそのまま飲むのがおすすめです。

香り立つホットモリンガ茶の淹れ方

この項目では、より茶葉の香りを際立たせる「ホットモリンガ茶」の淹れ方をご紹介します。

モリンガ茶にはいくつかのタイプがありますが、主に

  • ティーバッグタイプ
  • リーフ(茶葉)タイプ
  • 粉末タイプ

に分けられます。

今回はこのうち、茶葉を使用したティーバッグタイプや茶葉タイプでのホットモリンガ茶の淹れ方のポイントを見てみましょう。

ティーバッグタイプも茶葉タイプも基本の淹れ方は同じです。ただしそれぞれの茶葉の大きさが異なるため、抽出時間には差があります。

ティーバッグの茶葉は細かいため短時間で抽出が可能。茶葉タイプは茶葉が大きいのでティーバッグタイプに比べて抽出までに時間がかかることを覚えておくとよいでしょう。

【用意するもの】

  • モリンガ茶葉(ティーバッグ/リーフ茶葉どちらでも)
  • 蓋つきのティーポットまたは急須
  • 茶こし(リーフ茶葉使用時)
  • お湯

【モリンガ茶の淹れ方】

①ポットまたは急須にお湯を注いで温めておく

沸騰したお湯をポットまたは急須に注ぎます。そのまましばらく放置し、ポット(急須)が温まったら中のお湯を捨てましょう。抽出する容器を温めることでモリンガ茶葉の香り分子の揮発を高めるのが狙いです。

②モリンガ茶葉を入れる

温めたポットまたは急須の中にモリンガ茶葉を入れます。分量は製品の説明を参考にしてくださいね。

③お湯を注いで茶葉を蒸らす

茶葉の入ったポットもしくは急須に沸騰したお茶を注いでから蓋をします。お湯の温度が高い方がモリンガの成分がしっかりと抽出できます。

④数分かけて茶葉を蒸らしたら完成

出来上がったモリンガ茶をカップに注いで温かいうちにいただきましょう。ポットまたは急須にモリンガ茶リーフをそのまま入れている場合には茶こしを使って注ぎます。

【蒸らし時間や注意点】

蒸らし時間は好みによって調整するとよいでしょう。ティーバッグタイプなら3~4分がめやす。茎や固い部分が含まれた茶葉であれば5分くらい蒸らし時間をとるのがおすすめです。

あまり長時間蒸らしてしまうとえぐみが出てしまうので注意しましょう。

ちなみにモリンガ茶の抽出に関しては火にかけて煮だす方法もありますが、煮立たせると香りが飛んでしまいますので、香りを楽しみたい時にはポットで蒸らすことをおすすめします。

まとめ

強い芳香は持たないものの、ワサビのような爽やかな香りが心地よいモリンガ。モリンガ茶をはじめとするモリンガ食品には、そんな自然の恵みが詰まっています。

モリンガ茶を淹れるときにひと手間かけるだけで、癒しの香りがぐっと際立ちますのでぜひ試してみてくださいね。

また、モリンガをイメージしたモリンガの香りコスメで日常を彩れば華やかさを演出できるでしょう。